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シャンパンとスパークリングワインの違い

シャンパンはスパークリングワインの１つのカテゴリーになります。スパークリングワインとは、発泡性ワインの総称です。 その中で、フランス北東部のシャンパーニュ地方で造られ、AOCと呼ばれるフランスのワイン法の規定を満たしたものだけがシャンパンと名乗ることが出来ます。

ブリュットの意味とは？

シャンパンのラベルを見ると、Brut（ブリュット）と書かれていることがあります。シャンパンには甘辛度を表す表現が7種類あり、ブリュットには辛口という意味があります。

シャンパンの甘辛度の規定

甘辛度	名称	残糖度
超辛口	Brut Nature ブリュット・ナチュール	3g/L未満
	Extra Brut エクストラ・ブリュット	0〜6g/L
	Brut ブリュット	6〜12g/L
	Extra dry エクストラ・ドライ	12〜17g/L
	Sec セック	17〜32g/L
	Demi sec ドゥミ・セック	32〜50g/L
超甘口	Doux ドゥ	50g/L〜

シャンパンの当たり年とは？

一般的にワインのラベルにはその年に収穫したブドウで作ったというヴィンテージの表記があります。ですがシャンパンの場合は、複数のヴィンテージをブレンドしているため、ラベルを見てもヴィンテージの表記がありません。これをノンヴィンテージ（N.V.）と呼びます。フランスの北部に位置するシャンパーニュ地方は、ブドウ栽培には気候が厳しく、収穫するブドウの「出来の良い年」、「悪い年」があり、単一年のブドウでは、品質を安定させることが難しいために取られている製法です。そんな中で天候に恵まれ、良いブドウが収穫できることもあります。そしてその年のブドウのみで作られたシャンパンをヴィンテージシャンパンと呼び、これらはラベルにもヴィンテージ表記されます。ヴィンテージシャンパンはティラージュ（瓶詰め）の後、3年以上熟成させるためノンヴィンテージと味わいは異なります。その年の特徴を持ったシャンパンを求める人は多く、ヴィンテージシャンパンは高値がつく傾向があります。そして特に美味しいと評価されたヴィンテージシャンパンを輩出した年を当たり年と呼びます。

90年代以降のシャンパンの当たり年

収穫年	スコア	特徴
2015		暑い気候で成長が早く、摘果して綺麗で熟した果実で作りました。推定、コクのある素晴らしい味。
2014		夏の間は涼しく雨が多かったですが、９月には晴天に恵まれ、新鮮で親しみやすいワインを大量に生産。
2013		春の寒さにより生育期が遅れ、9 月下旬の収穫となりました。ヴィンテージに期待が集まっています。コクのバランスが取れたワインが数多く生まれました。
2012		厳しい天候の中、収穫時の奇跡的な回復により、小さいながらも収穫量が得られました。熟して調和のとれたワイン。
2009		暖かい季節は、素晴らしい口当たりで調和のとれたワインを生み出しました。親しみやすく、全体的な品質が良い。
2008		クラシックなスタイルの鮮やかでよく構成されたワインで、上質なテクスチャーのフィネス（繊細さ、優雅さ、上品さ）があります。エイジングに期待が高い。
2006		コクがあり、タンニンと酸味がよく構成されている。最高のオファー。洗練された集大成。
2005		短期間の貯蔵が可能な柔らかく親しみやすい味わい。シャルドネが最も良い仕上がり。
2004		豊作。特にシャルドネの場合、見事に滑らかで新鮮。
2002		1996年以来最高の年。切り口と構成が複雑さと豊かさを裏付けています。
1998		リッチでエレガント、バランスが良く力強いワイン
1996		しっかりと構造化された長命タイプ。エイジングに期待が高い。
1995		しっとりさと芳醇さのバランスがとれています。シャルドネで特に成功
1990		力強く、豊かな味わい

それ以前の注目すべきヴィンテージシャンパンの当たり年
1988、1985、1982、1973、1971、1964、1961、1959、1953、1949