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【バックスタンプ説明】
① 近年のバックスタンプはウェッジウッドの頭文字である「W」と、ウエッジウッドの代表的な素地であるジャスパーで、ローマ時代の遺物であるガラス製の「ポートランドの壺」を模したものがシルエットデザインされています。製造年代によりロゴマークが変化しており、2百数十年の歴史の中で20回以上バックスタンプの変更していたり、年代や企画限定のマークなどもあります。
②WILD STRAWBERRY(ワイルドストロベリー)と記載がありますが、この部分はアイテムごとにシリーズ名が記載されています。
③BONE CHINA(ボーンチャイナ)は白さと独特の透明感を出すために骨粉を含有したイギリスを代表する高級磁器です。同時期に「ENGLAND」や「MADE IN ENGLAND」などの生産地も記載されたと言われています。今ではイングランド以外でも複数の場所で製造されているので「PORTUGAL」や「THAILLAND」もあります。
④数字の刻印も見かけることがありますが、これは多数の窯を持つウェッジウッドの整理番号のようなものです。
数字があるとレア商品なのかまたは、偽物なのではないかと思ってしまうかもしれませんがそうではないものです。
必ず入っているとは限らず、ない場合の方が多いと思います。
買取関連
ウェッジウッドの歴史とバックスタンプについて
2023.2.15
ブランド食器の代名詞ともなる大人気の食器ブランド 『ウェッジウッド(WEDGWOOD)』 そのウェッジウッドの歴史とバックスタンプ(食器の底についている刻印)について解説します。 歴史やバックスタンプは普段はなかなか知る機会がありませんが、知って見てみるとまた違う楽しみもあるかも! 長い歴史を持つ『ウェッジウッド(WEDGWOOD)』 のポイントをご紹介いたします。
1. ウェッジウッド(WEDGWOOD)の歴史について
ウェッジウッドはイギリスの陶磁器メーカーでジョサイア・ウェッジウッドによって1759年に設立されました。
1765年にシャーロット王妃から注文を受けティーサーヴィスを献上エナメルを使いクリーム色の陶器を完成させ、納められたことから女王の陶器「クイーンズウェア」という名称が許可されました。
黒磁器ともいえる「ブラック・バサルト」や、さらにブルーやピンクなどの地色をもった磁器に近い「ジャスパー・ウェア」を開発し、古代文明の遺跡発掘や遺物の収集が相次ぎブームとなっていたギリシャ・ローマ時代への関心に注目し、古典的な模様を取り入れました。そして1789年にジャスパー・ウェアの最高傑作といわれる「ポートランドの壺」を完成させました。
1812年に『ボーンチャイナ』の製造し、陶土に牛の骨灰を混ぜることにより、高い透明性と堅牢性を備えた「ファインボーンチャイナ」が完成しました。
1986年にウォーターフォード・クリスタル社と合併したことにより『ウォーターフォードウェッジウッド』となる。
2009年に経営破綻しKPS キャピタルパートナーズ社が親会社となり、2015年にはフィンランド企業WWRDグループホールディングスに買収されました。
主に高級食器を製造・販売しているが、食器以外にもテーブルアクセサリーのクロスやタオル、写真立てや置き時計などのインテリア雑貨なども多く取り扱っています。
2. ウェッジウッド(WEDGWOOD)のバックスタンプについて
リサイクルショップでウェッジウッドの商品を探すとたくさんの商品ががありバックスタンプもさまざまです。シリーズ名や、素材名がそのまま記載されるので商品名も分かりやすかったり、ウェッジウッドを知らない人にも優しい表記がされています。
3.まとめ
ウェッジウッドの歴史やバックスタンプの変化は古くからあり、ここで紹介した内容はほんの一部分となります。
好きなバックスタンプがあれば、そのスタンプがあるアイテムも集めてみるのもコレクションの一つとして楽しみにできるかと思います。
また常に進化しデザインや形なども多様で老若男女に愛されるブランドとなり、現代の生活スタイルに合わせ食洗機にも対応していますのでこれからもウェッジウッドの進化も楽しみです。
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