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日常
洗濯表示マークってちゃんと知ってる? 正しく洗濯して、大事に使おう!
2023.10.09
お洋服についている洗濯表示タグは、洗濯前に確認していますか?
正しい洗濯をしなかったことで買ったばかりのお洋服が縮んだりしてしまったり、ダメージを受けてしまうことも。
洗濯表示は平成28年に表示が一新されました。図解で説明をしますので洗濯表示を理解し正しい洗濯をしましょう。
1. 新しい洗濯表示はどんなもの?
衣類についている洗濯表示が書かれた洗濯タグには洗濯表示マークだけでなく、書かれた文字も。重要なことが書いてあるので、少し読みにくいですが、必ずチェックするようにしましょう。
出典:消費者庁(https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/
household_goods/laundry_symbols.html)
日本独自の洗濯表示(JIS L 0217)が、国際規格にあわせる形で変更になりました。 近年、衣類の輸出入が増え、輸出の際には洗濯タグを張り替えるなどの手間をかけていました。そんな無駄なコストを減らし、世界中誰もが失敗せずに衣類の手入れができるようにと変更になったのです。 国内外問わず、買った衣類が迷わず洗えるというのはありがたいことですが、今まで慣れ親しんだマークとは大きく変わってしまったことで、戸惑っている方も多いのではないでしょうか?
2. 表示マークの種類って何がある?
マークの数も22種類だったものが、44種類に変更になりました。 数が多いので覚えられるのかと不安になりますが、規則性があり覚えてしまえば簡単です。以前の洗濯表示タグと比べ、みていきますので、この機会に新しい洗濯表示をぜひ覚えてみてください。
2-1. 家庭用洗濯表示
出典:消費者庁(https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/
household_goods/laundry_symbols.html)
基本の表示マークで「洗う」マークの中に書かれた数字は、洗濯に使う水温の上限となります。「洗う」マーク下に書かれた線は洗う強さを指示したもので下線が増えるほど優しく洗うサインです。この度の変更でマークに強弱や温度などを指示する付加記号をつけることで細かく指示されます。×が付いている場合には、クリーニングに出すようにし、指定がある場合は洗濯機のコースは、ウールなどを使えるドライコースやオシャレ着コースを選びましょう。
2-2. 漂白表示
出典:消費者庁(https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/
household_goods/laundry_symbols.html)
漂白表示は今までのフラスコマークから三角マークに変わり、旧マークでは塩素系が使えるかどうかのみ記載されていましが、新マークでは酸素系漂白剤の表記も増えました。
2-3. 自然乾燥・タンブル乾燥表示
出典:消費者庁(https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/
household_goods/laundry_symbols.html)
自然乾燥の方法としては、ハンガーを使って吊るして干す「つり干し」と平置き用のネットに寝かせて干す「平干し」の二種類があります。
「干す」のマークをベースに使用し、ハンガーなどに吊るして干す「|」の縦線の数、もしくは平干しを表す「―」の横線で表し、今まではなかった2本線で表す「濡れ干し」が新しく加えられました。
衣類に濡れ干しをとは非常にデリケートでシワになりやすい素材のもので主にトリアセテートなど、シワになりやすく、摩擦にも熱にも弱い素材を使った衣類は、脱水やアイロンのダメージを防ぐために濡れたまま干すことがあります。
今回の新基準で初めて登場した「タンブル乾燥」のマークです。基本の「乾燥」マークの中に円が描かれていて、「・」の数で排気温度の上限を表しています。
タンブル乾燥とは、ドラム洗濯機で衣類を回転させながら乾燥させることです。ドラム式洗濯機だけでなくコンランドリーで行われる乾燥方法です。旧表示時代には縦型の洗濯機が多く一般家庭でタンブル乾燥をすることが少なったのですが、ドラム式洗濯機の普及により、新表示から新しく導入されました。
コインランドリーのガス乾燥機は家庭用の乾燥機よりも高温に場合がありますので洗濯表示マークはチェックが必要です。
2-4. アイロン表示
出典:消費者庁(https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/
household_goods/laundry_symbols.html)
アイロンの中の「・」の数が温度を表し、「・」が多いほど高温になっていきます。
当て布が必要な場合は洗濯タグに表示されますが、ウール、シルク、カシミヤ 、ポリエステル、レーヨン、プリントがあるTシャツなどには念の為に当て布をしたほうがいいでしょう。
当て布はハンカチでもできますので自宅のあるモノで代用が可能です。
2-5. クリーニング表示
出典:消費者庁(https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/
household_goods/laundry_symbols.html)
丸い乾燥機マークの中にP、F、Wなどのアルファベットが記載のある場合はそれぞれドライクリーニング用の溶剤の頭文字を取ったものです。
P=テトラクロロエチレン(ドライクリーニング)
F=石油系溶剤(ドライクリーニング)
W=業者によるウェットクリーニング
クリーニング店が洗い方を確認するための表示ですが、参考までに覚えておくと知識としてはいいと思います。
ウェットクリーニング(W)とありますが、オシャレ着洗いと混同する方がいますが、クリーニング店のでの洗濯方法なので、自宅で洗うのはNGです。
ただし、ドライクリーニングのマークが入っていても、同時に手洗いマークが付いている場合は、自宅で押し洗いやおしゃれ着用洗剤を使って自宅で洗うことができます。
3. 「絞り方」「洗濯ネット使用」のマーク表示がなくなった
絞り禁止マークは「濡れ干し」に、それ以外は洗濯タグの注意書き部分に表記されるようになりましたので合わせて確認が必要です。
「洗濯ネット使用」の表記が無くなったがどう判断すればいいかというと、こちらも必要な場合は洗濯タグの注意書きに記載されます。
弱水流で洗う表示の場合は、洗濯ネットの指示がなくてもデリケート衣類です。洗濯機で洗う場合は摩擦や絡みを防ぐためにも洗濯ネットを使ったほうがいいでしょう。
4. 正しい洗濯についてのまとめ
お洗濯で失敗しないためには、洗濯表示を理解が必要!
自宅で洗濯できるのか、またその方法はどのようにすればいいのか、クリーニングに出す必要があるのかなどアイテムや表記によってざまざまです。
正しい洗濯はお洋服の汚れをきれいに落としたり、ヨレや型崩れを軽減することは、お洋服を長持ちさせることにも繋がりとても大事なことなので、お洋服は適切な洗濯とケアをし気に入ったお洋服を長く愛用しましょう。